2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

風邪をひいているのです

日曜日からずっと風邪ひきです。 最初は喉の痛みと37℃弱の熱が続いて、そのあとはしつこい咳と鼻水。 やっと鼻水が収まりかけたら、今度は悪寒が走る。 しかし、仕事がなかなか忙しかったのと、数週間前に鬱に陥って休んでしまったこともあり、 熱でふらふら…

ハーモニー 温又柔「台湾生まれ日本語育ち」

温又柔さん。 表紙にあるアルファベット表記は「Wen Yuju」、文中に出てくる中国語読みは「ウェンヨウロウ」、彼女自身の自己紹介と先日拝聴したトークセッションで(日本語ネイティブから)呼ばれていた読みは「おんゆうじゅう」。 作中、中国語ネイティブ…

しみじみ旨い文章のご馳走 池内紀「あだ名の人生」

このところ読書スランプで、あまり本を読めていなかったのは、以前のエントリーで書いた通り。 オマケにとある故人のゴシップを掘ることにはまってしまい、我ながら悪趣味だと思いながらも2ちゃんねる(いまは、5ちゃんねるなんでしたっけ?)だの、週刊文…

貧困は必ずしも善人の顔はしていない 是枝裕和と成瀬巳喜男

ひとり暮らしでカツカツの生活をしていた頃、深夜に再放送されているドキュメンタリー番組を観て、とてつもなくやりきれない気持ちになった。 「しかし…」というそのドキュメンタリーを私は後半しか観ていないので、詳しい経緯はわからないが、水商売の世界…

ブックカフェは不健全なのか?

遊郭部 (@yuukakubu)さんが8:31 午前 on 水, 5月 16, 2018にツイートしました。未清算の本を自由に手に取って読めるブックカフェというものは、本は集客アイテムに過ぎず、カフェで採算を取っている。委託制を利用して売れなくても書店側には痛手はない。仮…

読書スランプ中

このブログは、一応読書ブログなのですが……本が読めない……。 この2週間ほど精神的に絶不調なうえ、本屋活動だのむかで屋活動だのに(おや?お仕事は?)リソースをさかれて、なかなか本が読めません。 いまは、宝田明さんの「銀幕に愛をこめて」と池内紀さ…

プールイさんの歌声が好き、そして、今の江古田が好き

実は、BiSというアイドルのファンです。 そのBiSから、プールイ、カミヤサキ脱退からの、でも、残りメンバー頑張った!からの、突然の増員&分裂からの、ももらんど脱退!からの、プールイがBILLIE IDLE®加入!という、まあ、読んでくれてる方は全く分からん…

まち中つながる展覧会プレイベントに参加してきました

江古田、長崎、池袋近辺のお店で、アートを展示するイベント、まち中つながる展覧会(https://tsunagaruart.tokyo/vol05/)の、プレイベントで、ワークショップの先生をしてきました。 お越しいただいた方に、思い思いに消しゴムはんこを彫ってもらい、それ…

fuzkueでまったり 佐藤宏子「アメリカンガールの形成」他

いま、初台にあるFuzkueというブックカフェに来ております。 東京の読書スポットについて調べるとちょくちょく出てくるお店で、ゆったりとした読書空間を作るべく、「会話お断り」と言うのが、特徴。 会話お断りのカフェと言えば、高円寺のアール座読書館に…

大好きな宝田明さんと、私自身のルーツのこと 宝田明「銀幕に愛をこめて」

無念の早退。 朝はわりかし元気に仕事出来たのに、午後、だしぬけにパニックに襲われ、そのまま体調不良で帰宅する事に。仕事は待ったナシな状態なので、3分の1日しか稼働出来なかったのは、痛すぎる。 自宅に戻ってうだうだしていると、同居人氏が帰宅して…

うどんちゃんにペロペロされた日 「新感染ファイナル・エクスプレス」他

お休みをいただいたので、同居人氏に付き合って荻窪の中野活版印刷所(http://letterpress.so)様まで、印刷の話は同居人氏と中野さんに任せて、私は印刷所の看板犬「うどんちゃん」をなでなですることに専念。 うどんちゃんにお会いするのは初めて。10歳と…

仕事とよりみちパン!セとイヤォ!

ゴールデンウィーク終わったら地獄だと覚悟してはいたが、ホントにナカナカのものだった。 とにかく仕事が終わらない。今日は来客があったせいもあるけど、期待していた半分もこなせなかった。残念。 自分の分身がいればいいのにと、半ば本気で思うなど。 理…

平日は書く事があまり無いまたは、青山ブックセンター六本木店が撤退

青山ブックセンターの六本木店が撤退との事で、やっぱり大変だな、本屋業界という思いをつよくしている。 六本木に行く事はあまり無いけど、通りかかったら入るようにしていたし、訪れると毎回発見のある店だった。 ABCの親会社、今はブックオフなんですね。…

文学フリマ東京 「本屋の本の本」他

文学フリマ東京にて、むかで屋の雑貨を商って来ました。 前半びっくりするほど売れなくて、売り上げ最低記録も覚悟したけど、後半巻き返してなんとか例年並みにはもっていけた。知り合いの方がたくさん足を運んで下さったのがありがたい。 文フリの場合、参…

カレーを作っただけの1日 林勝太郎「トレンチコートとバラの国」他

連休前半に体力と資力を大幅に消耗したため、連休後半は家にこもって過ごしてます。 しかし、父親譲りの貧乏症がたたって、「これで良いのか?私」という気持ちが心から離れない。本を沢山読みたいのだけど、気持ちが焦ってるせいで、かえって読み進めなかっ…

二週間を共にした本 東山彰良「流」

二週間かけて読んでいた本をようやく読み終えた。 東山彰良「流」。 70年代末~80年代初頭の台湾を舞台にした、青春小説である。 決して読みにくい本ではない。 なにせ、直木賞受賞作。 一度物語の世界に入れば、こちらの興味をぐいぐいと引っ張ってゆく。 …