文学フリマ東京 「本屋の本の本」他
文学フリマ東京にて、むかで屋の雑貨を商って来ました。
前半びっくりするほど売れなくて、売り上げ最低記録も覚悟したけど、後半巻き返してなんとか例年並みにはもっていけた。知り合いの方がたくさん足を運んで下さったのがありがたい。
文フリの場合、参加者どうし交流を深められる、いい意味での緩さ気安さがあって、本当に得がたい場だと思います。
財布の中身が寂しいので、今回購入したのは3冊だけだった。
加藤一輝さん、近藤梓さん訳、シャンフルーリの「猫」は、本格的な翻訳本で、挿し絵が見事なのに驚いて購入。
カープ女子応援マガジン「CoiCoi」には、広島東洋カープとは無関係との但し書きがあり、内容は魚の鯉一色。カラス雑誌の「Crows」みたいに本当に鯉が好きで好きでたまらない方の出した雑誌かと思い、野球話をぐっと飲み込んで購入したところ、編集後記を読んで判明したのは、作った人が熱狂的なカープファンという事実。
「カープ女子」なるニワカの存在が気に入らない発行者さんが、「カープ女子の雑誌と思いきや、鯉女子の雑誌でした!」という出落ちをかましたい一心で作った雑誌だったのだ!
いや、そんなことなら、「私、大瀬良と同郷なんですよ!」とか言ってやれば良かった。「羽生結弦の好きな野球チームはカープです!」みたいなトリビアもつけたのに。
「本屋の本の本」は、書店に関する本10冊のレビュー。
本屋本、最近すごい勢いで増えてて、把握できなくなりつつあるので、こういった試みは本当にありがたい。
今回は10冊のみの紹介だけど、昨日も少し触れた中村和恵「日本語に生まれて」とか、不朽の名作須賀敦子「コルシア書店の仲間たち」とか、 著者のまっすぐな姿勢に打たれる(元上司なので、こんな言い方僭越ですが)「本屋になりたい」とか、いちいち納得のセレクト。
全く知らなかった本も結構入ってて、これから読まないとなあ。
第2弾以降もぜひ出していただきたいものです。(なんなら、手伝います)
そんなこんなで、明日以降の仕事を思って沈む心に追い討ちをかけたのが、楽天、自力優勝可能性消滅の報。
まだ、5月の第1週なのに……まあ、いいです。オコエ藤平八百板フェルナンドと、楽しみな若手を追っかけるシーズンと割り切ることにします。
ああ、明日の仕事……
女子マネージャーの誕生とメディア―スポーツ文化におけるジェンダー形成
- 作者: 高井昌吏
- 出版社/メーカー: ミネルヴァ書房
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- メディア: 単行本
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