読書スランプ中
このブログは、一応読書ブログなのですが……本が読めない……。
この2週間ほど精神的に絶不調なうえ、本屋活動だのむかで屋活動だのに(おや?お仕事は?)リソースをさかれて、なかなか本が読めません。
いまは、宝田明さんの「銀幕に愛をこめて」と池内紀さんの「あだ名の人生」を併読しているのですが、数ページ読みすすめるだけで頭が活字で詰まって苦しくなります。どっちも面白い本なのに……。
こういう時に、頑張って本を読み進めても咀嚼できないので、あまり無理せず、今の不調が過ぎるのを待つしかありません。
昔は、こういう状態になったら、山田風太郎の「人間臨終図鑑」を延々と読み続けて凌いだものです。なんか、情報がごろっと投げ出してあるもの、その情報があんまり役に立たないもの、ネガティブな内容のものだと、不思議に受け付けるんですよ、他の活字はダメでも。
最近は、スマホがあるからネットしちゃう……数年前、不調のどん底に半年ほど囚われていた時は、Wikipediaでひたすら死刑関係の記事を読んでいました。おかげで、ニュースを聞くだけでおおよその量刑が予想できるという、無意味な能力がついてしまった。私は死刑廃止論者なのに……
臨終図鑑にしろ、死刑にしろ、不調のただ中では、「こんな身にならない情報集めてる場合じゃない」と焦っていたものですが、そうやってインプットした情報が、あとでじわじわ効いてくることもあるから、人生わからないです。まあ、あくまで「効いてくること」があるだけで、「役に立ったこと」は皆無ですけどね。
【本日の5冊】
死刑執行人サンソン ―国王ルイ十六世の首を刎ねた男 (集英社新書)
- 作者: 安達正勝
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2003/12/17
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