2018年のマニフェスト、いまさら

 

 

    今年もあと3ヶ月ほどですね。
唐突ですが、2018年の10月から12月を小説読み月間にいたします。


    私はそれなりに読書する方だと思うのですが、小説を読むのが非常に苦手でして、年に10冊くらいしか読まないのが常態だったりします。
    小説が嫌いなのではなく、読みさえすればちゃんと感銘を受けるんですが、かなり集中しないと筋が追えない質で、他の本を読む時の2倍は消耗してしまうのです。
    小説以外にも読みたい本は沢山あるので、ついつい後まわしにしちゃうんですよね。


    小説を読まなくても人生は続きますが、小説の世界に潜る楽しみを知ってはいるので、あの快感をもう一度味わいたい気持ちも抜き難くあったり。


    いま、カフカの「失踪者(アメリカ)」を、私にしては丁寧に読んでいます。

    カフカの世界は、決していちげん様ウェルカムな世界では無いですが、素っ気ない調子で繰り出される「魁!!クロマティ高校」ばりのシュール展開に翻弄されるうち、「小説、面白いじゃないの」と改めて思いました。

消耗するからって読まないの、すごくもったいないな、とも。


    そこで、10~12月の3ヶ月間で25冊小説を読む事を目標に決めました。
     週に一度、その週に読んだ本の紹介と、そのうち一冊のレビューも書けたらとおもいますが、これはあくまでも努力目標にしておきます。
    1人で勝手に小説月間を送ればいいものを、わざわざ目標をたてたり、ブログに晒したりするのは、こうでもしないとなし崩しに小説を読まずに終わりそうだからです。
    マニフェストと言えば、ぶち上げておいて守られないものの典型ですが、このマニフェストがどうなるか?見守っていただければ幸いです。


    ちなみに、なぜカフカの「失踪者」から、「魁!!クロマティ高校」を連想したかと言いますと、主人公の立ち位置がよく似てるから。

    異常な状況に突っ込みをいれる立場のはずの主人公が、読者の立場から見ると充分異常な人に見えるというあたり、ほぼ同じです。

 

【本日の5冊】

 

 

日本の名随筆 (別巻84) 女心

日本の名随筆 (別巻84) 女心

 

 

生き延びるための世界文学: 21世紀の24冊

生き延びるための世界文学: 21世紀の24冊

 

 

 

失踪者―カフカ・コレクション (白水uブックス)

失踪者―カフカ・コレクション (白水uブックス)

 

 

魁!!クロマティ高校(1) (講談社コミックス)

魁!!クロマティ高校(1) (講談社コミックス)

 

 

つっこみ力 (ちくま新書 645)

つっこみ力 (ちくま新書 645)