fuzkueでまったり 佐藤宏子「アメリカンガールの形成」他
いま、初台にあるFuzkueというブックカフェに来ております。
東京の読書スポットについて調べるとちょくちょく出てくるお店で、ゆったりとした読書空間を作るべく、「会話お断り」と言うのが、特徴。
会話お断りのカフェと言えば、高円寺のアール座読書館に良く行くけど、アール座より明るくてすっきりした感じ。晩ごはんを食べられるのも嬉しい。
せっかく、「本の読める店」に来たのだから、当然読書しました。
ちびちび読んでいた佐藤宏子「アメリカン・ガールの形成」を読了。十七世紀のピューリタンマザーに始まって、十九世紀末のフェミニストまで、アメリカの女性史を概観する1冊。
まだ、女性が人間として当たり前な権利を手にする前の話だから、登場する女性たちには、2重3重の制約が課せられている。そんな制約を打ち破った人もいれば、結局敗れ去ったひとも……それぞれの女性達が活写されているので、結構堅めの本なのにするする読める1冊です。二十世紀以降のアメリカンガールについても知りたくなっちゃうなあ。
「本日の5冊」
- 作者: イーディスウォートン,Edith Wharton,大社淑子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1993/09
- メディア: 文庫
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