まち中つながる展覧会プレイベントに参加してきました
江古田、長崎、池袋近辺のお店で、アートを展示するイベント、まち中つながる展覧会(https://tsunagaruart.tokyo/vol05/)の、プレイベントで、ワークショップの先生をしてきました。
お越しいただいた方に、思い思いに消しゴムはんこを彫ってもらい、それをイベント時のスタンプラリーで使用するという企画。
彫るはんこの数が50個!とのことで、正直言ってそんな数は彫れないと思っていたのですが……
こんなに彫れたよ!
展覧会参加者さんがほとんどと言うことで、みなさん集中力が凄かったし、出来上がりもハイレベル。
なによりも、みなさん楽しんで彫ってくださり、「これからも消しゴムはんこ続けたいです」と言って下さったのが嬉しかったです。
しかし、10人以上の方に同時に教えるという経験が、私も新井もなかったので、イベント中はなかなか大変でした。
終わった後で食したコンビニの酸辣湯麺が美味かったこと!
まち中つながる展覧会は、5月17日から6月24日まで、江古田~北池袋各所で開催されます。お散歩がてら、アートしてみませんか?
また、むかで屋ワークショップは、毎週水曜日(水曜日以外も応相談)江古田オイルライフさまにて開催してます。
今回の様な出張ワークショップも喜んで承りますので、info@mukadeya.link までまずはお問い合わせください。
本日は、宣伝でしたっ!
【本日の5冊】
東長崎が舞台。
江古田が舞台。
映画版は、位置関係の表現がとても正確なんですよ。
fuzkueでまったり 佐藤宏子「アメリカンガールの形成」他
いま、初台にあるFuzkueというブックカフェに来ております。
東京の読書スポットについて調べるとちょくちょく出てくるお店で、ゆったりとした読書空間を作るべく、「会話お断り」と言うのが、特徴。
会話お断りのカフェと言えば、高円寺のアール座読書館に良く行くけど、アール座より明るくてすっきりした感じ。晩ごはんを食べられるのも嬉しい。
せっかく、「本の読める店」に来たのだから、当然読書しました。
ちびちび読んでいた佐藤宏子「アメリカン・ガールの形成」を読了。十七世紀のピューリタンマザーに始まって、十九世紀末のフェミニストまで、アメリカの女性史を概観する1冊。
まだ、女性が人間として当たり前な権利を手にする前の話だから、登場する女性たちには、2重3重の制約が課せられている。そんな制約を打ち破った人もいれば、結局敗れ去ったひとも……それぞれの女性達が活写されているので、結構堅めの本なのにするする読める1冊です。二十世紀以降のアメリカンガールについても知りたくなっちゃうなあ。
「本日の5冊」
- 作者: イーディスウォートン,Edith Wharton,大社淑子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1993/09
- メディア: 文庫
- 購入: 2人 クリック: 3回
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大好きな宝田明さんと、私自身のルーツのこと 宝田明「銀幕に愛をこめて」
無念の早退。
朝はわりかし元気に仕事出来たのに、午後、だしぬけにパニックに襲われ、そのまま体調不良で帰宅する事に。仕事は待ったナシな状態なので、3分の1日しか稼働出来なかったのは、痛すぎる。
自宅に戻ってうだうだしていると、同居人氏が帰宅してきた。そして差し出したのが、宝田明の伝記本「銀幕に愛をこめて」。
「ゴジラ」はもちろんのこと、「100発100中」の!「月給泥棒」の!「放浪記」の!宝田明の伝記ってだけでも買いなんだけど、本書の構成を務めているのむみちさんは、雑司ヶ谷の古書店「往来座」の店員さんにして、名画座好きの必需品「名画座かんぺ」の発行人さん。むかで屋も大変お世話になっている方なのだ。
同居人氏の差し出した本は、のむみちさんのサイン(「その場所に宝田明ありて」!)と宝田明氏のサイン(「飛翔」!)さらに、名画座かんぺの特別編も付属という豪華版。古書往来座で購入すると、この仕様(ただし、のむみちさんがご不在だとサインは貰えないと思うので、事前にご確認を)だそうです。
さっそく本を開いていそいそと読み始めています。
宝田さん、満州の生まれなんですね。私の祖父母(正確に言うと、父方の祖父母と母方の祖父)も、満州帰りだったので親近感がわく。
だけど、彼の語る満州からの引き上げの苦労は本当に壮絶で、満州にいた人たちは同じような辛酸を舐めていたのであろうと思うと……
私は、祖父母が満州から引き上げた経緯を正確に知らないのだ。母方の祖父とは同居していて、たまに祖父がもらす言葉から、ソビエトに拘留されていたのではないか、集団自決に立ち会った経験があるのでは?と、推定はしていたけど、祖父に余計な事を思い出させるのがしのびなくて、事実関係をただすことはしなかった。
祖父母から満州の体験を聞き取りたいとぼんやり思ってはいたけど、結局、実行に移せずにいるうち、それは不可能になってしまった。(父方の祖母は存命ですが、話を聞くのはちょっと難しい状態なので)
終戦時、11歳だったという宝田さんあたりの年齢が、戦争体験を詳細に語れる最後の世代だろう。その方達が存命中に、若い私たちが体験を継承していく必要がある。その意味でも、のむみちさんのこの仕事は、本当に貴重だと思います。
本日の5冊
うどんちゃんにペロペロされた日 「新感染ファイナル・エクスプレス」他
お休みをいただいたので、同居人氏に付き合って荻窪の中野活版印刷所(http://letterpress.so)様まで、印刷の話は同居人氏と中野さんに任せて、私は印刷所の看板犬「うどんちゃん」をなでなですることに専念。
うどんちゃんにお会いするのは初めて。10歳という年齢と、印刷所の看板犬という役割から想像していた落ち着いた佇まいとはちょっと違う、なかなかアグレッシブなワンちゃんであった。いきなり甘噛みして来たし。
頭や顎の下をなでてやると、嬉しそうにしつつ、私の手をベロベロ舐め始めた。もう満足かと思い、手を引っ込めると、「もっと舐めさせて~」とおねだり。さらに、「袖をまくって欲しいな」と言われ(た、気がしたのです)まくって見ると、二の腕近くまでべローンとされる。
さっきの甘噛みといい、なんかエサっぽいのかしら?私。
中野さんがなでてやると、途端にシャンとするのも可愛かったな。
時間つぶしに入った、荻窪の岩森書店という古本屋さんが、実にいい感じのお店だった。
グロリア・スタイネム「プレイボーイクラブ潜入記」を300円で購入。
フェミニズムの古典とされる作品で、ジャーナリストがプレイボーイクラブにバニーガールとして潜入する話。フェミニズム思想以上に、どうやったらプレイボーイクラブに潜り込むなんて出来るのか?という、下世話な事が気になってしまう私である。
夜はDVDで「新感染 ファイナル・エクスプレス」。韓国産のゾンビ映画なんだけど、韓国映画らしい(?)非情の展開に震える。ゾンビ映画の「お約束」に乗っ取れば生き残るはずのキャラクターが、バシバシ死にます。因果応報がきっちりしてるというか、間違った選択をした者を簡単には許さない、強い倫理観が韓国映画の特徴なのかな?と、思うなど。なんとなく、日本産のゾンビ映画と比べてみたくなりました。
本日の5冊
大人の科学マガジン 小さな活版印刷機 (学研ムック 大人の科学マガジンシリーズ)
- 作者: 大人の科学マガジン編集部
- 出版社/メーカー: 学研プラス
- 発売日: 2017/12/15
- メディア: 単行本
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海峡を越えたホームラン―祖国という名の異文化 (双葉文庫―POCHE FUTABA)
- 作者: 関川夏央
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 1997/01
- メディア: 文庫
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仕事とよりみちパン!セとイヤォ!
ゴールデンウィーク終わったら地獄だと覚悟してはいたが、ホントにナカナカのものだった。
とにかく仕事が終わらない。今日は来客があったせいもあるけど、期待していた半分もこなせなかった。残念。
自分の分身がいればいいのにと、半ば本気で思うなど。
理論社から出ていたよりみちパン!セが、新曜社から再刊される。しかも、シリーズ第1弾が、岸政彦さんの沖縄本!という、見過ごせない情報を入手し、「これは、買いだわ!」と、仕事終わりに東京堂書店に馳せ参じた。
岸政彦さんの本なら、新刊台(東京堂書店の新刊台は、そのセレクトの確かさから、読書好きの信頼を集めている)にあって然るべきだろうと思って、迷わず新刊台に向かう。まあこの辺だろうとあたりを付けた場所を見ると、ちゃんとそこにあった。テレパシーみたいで嬉しい。
帰宅して、同居人氏とYouTubeなんざうだうだ観ているうち、中邑真輔の試合映像をいくつかみることになった。
新日本プロレスのスターから、WWEに渡って大活躍中の中邑さん。現在、悪の道に堕ちて(ヒールターンと言います)相手の金的を狙いまくるなどしております。
アメリカンのお客さんもノリノリで、「ナカムラ!」「イヤォ!(中邑さんの決め台詞)」と口々に叫んでくれているのが嬉しい。
大谷翔平の活躍は確かに凄いけど、その10分の1でいいから中邑さんのことも認知されるといいのに、イヤォ!